大樋焼は石川県の金沢市で作られる陶器です。お茶の道具としてその昔加賀藩
に保護されていて現在に至っています。大樋焼というのは千家茶道を加賀文化に
定着させるのが目的で作られたといわれています。
茶色のなんともいえない色合いが、茶の湯の席で重宝されていたといわれていま
す。大樋焼は主に茶碗や水指、花入といった茶道の道具のためだけに作られてき
たといわれているのですが、現在では大樋焼は茶道だけでなく、食器や花瓶など、
様々な物として作られています。
大樋焼は330年以上の歴史を千家茶道によって支えられて今まで来たといっても
過言ではない陶器です。大樋焼は陶器の種類でも軟陶と呼ばれる種類に当たりま
す。
土作りから焼き上げまでは一貫した作業で、成形は一点一点手作りで行われてい
るために大量生産が出来ません。色合いはあめ色や黒、緑、白などが一般的で絵
を描く事はあまりないといわれています。とても綺麗なあめ色をした大樋焼は素晴
らしく、絵がないのにとてもインパクトのある陶器です。今でも茶道関係で使用され
ることが多いといわれています。