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無名異焼(新潟県)

無名異焼というのは新潟県の佐渡市で焼かれている陶器の事です。無名異とい
うのは何かというと、酸化鉄を含んでいる赤土の一つで、その昔、止血をする時の
漢方薬としても利用されていた土です。

佐渡金山を採掘時にこの土が出たために、新潟県の佐渡地方の副産物の陶土
によく使われて焼かれていたようです。さかのぼること文政2年に伊藤甚平が、こ
佐渡でとれた無名異の赤土を使って楽焼を始めたのがこの新潟県の無名異焼の
の始まりといわれていて、その後、安政4年には伊藤富太郎が、本格的に無名異
焼を始めたといわれています。

そしてその後今までの無名異焼の強度をもっと強くするために、朱紫泥焼の作り
方を考えて今の無名異焼となっています。この無名異焼は高温で焼いて締める
ので、とても堅い陶器になっていて、無名異焼を叩いてみると、金属を叩いたよう
な音がするのがこの無名異焼の特徴の一つです。

2003年には重要無形文化財に指定されていますし、現在、無名異焼の5代伊
藤赤水が重要無形文化保持者、すなわち人間国宝に指定されています。無名異
焼は新潟県の佐渡以外でも石見などでも作られている陶器です。

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