世界遺産に登録されている延暦寺の所在地は滋賀県大津市の坂本と京都市左京
区にあります。延暦寺は788年に比叡山に伝教大師であった、最澄が一乗止観院
を建ててから1200年くらい日本の仏教の中心核になってきました。
ちなみに一乗止観院というのは、今の根本中堂の事です。延暦寺は西に行けば京
都があって、東に行けば、びわ湖があるというなんとも幽玄な場所にあって、平安京
の鬼門とされる北東を守っている鎮護国家の道場として作られました。
天台宗の拠点としての働きを、平安時代以降受け継がれてきて、数々の高僧がそ
こから誕生したといわれています。現在でも延暦寺には多くの修行僧が修行する場
として残されています。
また延暦寺というのは、僧兵の拠点の地としても有名です。戦国時代にさかのぼる
と延暦寺では織田信長が焼き討ちにあったことが有名ではないでしょうか。
延暦寺は、史跡に指定されている境内をはじめ根本中堂は国宝に指定されていま
すし、大講堂も重要文化財に指定されるなど、他にも、工芸品などを合わせると数
多くの重要文化財が保管されています。